最終日。リュクサンブール公園〜『L'abri Cotier』旅の17日め、パリ最終日。日本に帰る日です。
いよいよ最後の日が来てしまいました。
朝起きて、窓からモンパルナスタワーを見つめ、「日本に帰るのかぁ。」とため息をつく親方。
とにかく、朝ご飯です。支配人が写真を撮ったお礼に地下の食堂で朝食をごちそうしてくれました。写真もないし、コーヒーとクロワッサン以外に何があったか記憶にありませんけど。
部屋で荷造りをしてスーツケースを預けるためにフロントに行くと、支配人がデジタルフォトフレームに私たちが昨日渡したメモリーカードを差し込んで、スペインの写真を見てます。「これを見てると、僕も一緒に旅してる気分になれるよ。」とにっこり。
それはいいけど、今から出かけるからメモリーカードを返してほしいと言うと、パソコンにコピーできないから待ってくれと言います。でも、私たちの最後の日だから困るんだけど。って言うと、アルバイトの学生くんも総出でパソコンと格闘するけれど、なぜかコピーできない。私が挑戦してもだめ。今考えてもなぜだかわからないけど、どうしてもできなかったのです。学生君が近くの写真屋さんでDVDにコピーしてもらってくると言うので、仕方なくもう一台のカメラだけ持って出かけることになりました。
でも、そのすったもんだの間に、支配人が空港までの乗り合いタクシーを予約してくれました。そして、Tante Hiro(ヒロコ叔母さま)のお土産にコーヒーを買うため、
ダロワイヨ(Dalloyau) に行きたいと言うと、ネットで一番近くのお店を探してくれて、「今からうちのホテルに泊まってる日本人が行くからよろしく」と電話までかけてくれました。
一番近くの『ダロワイヨ』はリュクサンブール公園のそばにあるとのこと。リュクサンブール公園には行きたかったので何よりです。
リュクサンブール公園は、庭園と呼ぶにふさわしく、噴水も、並木も、花々も、噂に違わぬ美しい公園でした。




↑リュクサンブール宮殿には、フランス元老院が入っているそうです。

↑しかし、庭より宮殿より何より親方が気に入ったのは、この椅子です。


↑背もたれの角度が違う2種類ありますが、どちらもデザイン&座り心地ともに最高だそうです。我が家のベランダにぜひ欲しい!ということで、日本に戻ってから調べるために、背中の商標まで写真を撮ってきました。

<後日談>
日本に戻ってから、「senat」というのをネットで調べたけれど、椅子としては何にも出てこない。「議会」という意味なのはわかったけど、リュクサンブール宮殿に元老院が入ってるということを知らなかったのです。結局、「senat」はメーカーでも商標でも商品名でもなく、宮殿に入ってる議会のことだということに気づき、「リュクサンブール 椅子」「 Luxembourg chair」で検索してみると、この椅子はまさしく「リュクサンブールチェア」という名前がついているようなのでした。すごく近いものがありますが、結構なお値段です。しかも、全く同じデザインのものは見つけられません。どなたか、リュクサンブールチェアについてご存知の方がいたら、詳しいことを教えてくださいませ。
さて、ダロワイヨでお目当てのコーヒーを手に入れ、ホテルに戻る途中のモンパルナス大通り沿いで、雰囲気のいいレストランがあったのでランチを食べました。
『L'abri Cotier』というお店です。




お店の方はフランス語しか話さないので、メニューを電子辞書で調べつつ、オーダー。私は、パリで食べたかったウサギをここで食べました。(本当は鳩も食べたかったんだけど、今回の滞在ではかないませんでした。)いきなり入ったお店だけれど、お料理も雰囲気もいい感じでした。

↑名残を惜しんで、ホテル向かいのラスパイユ交差点にあるカフェにも入りました。
そして、ホテルへ。画像のコピーは結局できなかったようで、支配人が「日本に戻ったら、絶対に絶対に送ってくれ。」とすごくしつこく言うので「絶対に送るから安心してね。」とか言ってる間に乗り合いタクシーっていうか小さなバスがやってきて、別れを告げたのでした。
この乗合タクシーは、とてもよかったです。バスより少し高いけど、ホテルまで迎えに来てくれるし、スーツケースの面倒もないし、出発ロビーで下ろしてくれるので、便利です。
空港で我々の搭乗ゲートに入ろうとしたら、テープが張られて入れないので、空港の職員らしき人に聞いたら「『疑わしい荷物』が見つかったから封鎖している」とのこと。『疑わしい荷物』って何!?近くにいていいの?ってびっくりしたけど、誰も騒いでないし、心配そうな様子をしてる人もいなかったので、日常茶飯事なのかもしれませんね。
そして、荷物チェックでもう一つトラブル。↓こうやってたたんでバッグに入れてあったカメラの三脚が、どうやら銃と間違えられたようなのです。

女性職員が「出して見せろ」と言うので、こうやって広げて↓、撮影に使うのだと説明すると、仲間達と苦笑い。親方もウケました。

そして、17日前に乗り継ぎのために心ときめかせて降りた、懐かしのシャルルドゴールで最後の撮影↓。


↑親方、真剣に帰りたくなくて、ふくれてます。
ふくれながらも飛行機に乗って、ほぼ定刻、現地時間18時に離陸。窓から挨拶。
さよなら、パリ。さよなら、スペイン。
帰りの飛行機のことは、なぜか全く記憶にありません。
親方が新聞読んで、中日負けてるよ。って言ったことくらいしか覚えてないです。
そうそう、そういえば日本は「豚インフルエンザ」で大騒ぎしているときでした。実家の母親が「空港は大変なことになってるよ。マスクを買って飛行機に乗った方がいいよ。」と電話で言ってました。でも我々が着いた5月7日は、ちょうどゴールデンウイーク明けで、騒ぎも一段落していたようで、スムーズに入国できました。
セントレアに着いたとき、雨がざーざー降っていました。
寂しい天気だなぁ。と親方。
そうやって、我々は日本の日常に戻っていったのでありました。
<2009年ヨーロッパ旅行紀 終了>