こないだ、デミキャフェに来たお客様3名。ミエちゃんがオーダーとりにいったら、「ホットコーヒー、アイスオーレ、ホットウォーター」という。「えっ、お湯って......、ミネラルウォーターでいいのかなあ?」(心の中の声は「何ぃ?水だと?」)と、私が出張っていきましたら、水を頼んだおばちゃまはコーヒーも紅茶もジュースもイヤでどうしてもお白湯がいいというので、やっぱりミネラルウォーターってことになりました。ま、それはおいといて。
小太りでザ・アジアの観光客候のそのおばちゃま、70才を過ぎたというがとっても元気で話好きな調子のいい人で、マレーシアから来たそうです。で、かかってる音楽に合わせて踊り始め、私にもこっちに来い、一緒に踊れ、と催促します、「私は踊れない」と笑ってみせると、急に真剣な顔をして踊るのをやめて。「あなた、こっちに来なさい。」と私をそばに引き寄せて言うことには、「あなたはこんなにきれいなのに、笑ったときの目の下のラインが深過ぎる。」
「ライン」っていうから最初はアイラインのことかと思ったら「リンクル」のことだったのです。「ちゃんとクリームを塗りなさい。朝と夜、一日2回、クリームを塗りなさい。出かけるときもクリームを持って、ドライなときは塗りなさい。塗るときは、人差し指じゃだめ。薬指でやさしく塗るのよ。stay youngでいるために、あなたはもっと努力しなきゃいけません。」
。。。。。人生、思わぬときに思わぬ所で思わぬ人から説教されるものですねぇ。
おばちゃまが帰った後、まじまじ鏡を見つめてみました。
本気で笑ってる最中の顔は、自分で見ることありませんからね〜。そう言われれば、疲れがたまってるのと相まって、目の下のクマさんとシワさんを放置して暴れるがままにしてました。確かに「too deep」でございます。
先日、キャバレロで還暦のお祝いをしたマダムが言ってたことも思い出しました。「私なんてもともと一重だからね、今は時間の重みで自然に二重になっちゃったけど、同窓会とかに行くとね、昔は目が大きいのが自慢だった女の人が、目の上も目の下も二重だか三重だか四重だかわかんないくらい、くちゃくちゃになってるのよ。」。。。
大きいことはいいことだ。と、いい気になってちゃいけませんね。巨眼の皆様も巨乳の皆様も(私は巨乳じゃないけれど)、時間と重力のなせる業に敬意を払って、日々努力いたしましょう。stay young でいるために。
かくして今朝も、鏡を見ながら美容クリームを薬指で塗るけなげな私なのでした。