水曜日はデミキャフェの定休日。
思い立って、親方と二人で長年の夢だった?瀬戸の「田代」へ。2年ぶりくらいかな。出かけてみたら定休日だったということもありました。
今回は営業してることを確認して、まずは地下鉄で久屋大通りまで。セントラルパーク地下街を歩いて、私は靴を衝動買い。新しい靴に履き替えて、いざ名鉄瀬戸線に乗って終点まで。小さな旅気分です。

↑電車はがらがら。

↑ちょっと風情に欠けますが、いちおう、終着駅。
少し歩いて、地上にあるのに何故か「宮前地下街」という名前の参道へ。その参道沿いにある、屋台のような小さなうなぎ屋さん「田代」が我々の目的地。親方は、ここの鰻を食べて以来、他の鰻は食べる気がしないと言うほどお気に入りです。遠方から来るミュージシャンは名古屋のひつまぶし(うなぎ)が好きな人が多いので、この10年の間に、親方は数々のミュージシャンをこの田代に連れてきました。
キャバレロでは田代に行くことを「たしる」と言います。そんな業界用語ができるほどに人気の田代、今では我々より東京のミュージシャンの方が田代に行く回数が多いほどです。

まずは、肝。「この、うなぎのきも!」と言うと「この、裏切り者!」と聞こえるのは有名な話ですね。

そして、白焼き。私は実は白焼きが一番好きです。

続いて、長焼き。最後にうなぎ丼(長焼きと鰻丼は、写真はほとんど同じなので一枚にしときます)。

↑電車で来たので、二人でビールもいっぱい飲みました。
↓ここは、注文してから、うなぎをさばき、炭で焼いてくれます。バケツの生きた鰻がお皿に載って出てくるまでの、シンプルで力強い行程が目の前で繰り広げられるのであります。
もう2つ特筆すべきは、電話をとると「はい、うなぎやです。」(店名は言わない)と応えることと、山椒を置いていないというこだわりです。そのまま食べろ、と。潔いですね。
とにもかくにも、うなぎづくしの豪華フルコース、堪能いたしました。
食後、お腹もいっぱいだし、せっかく来たんだから川向こうの商店街をぶらぶらしようと橋を渡っているとき、地元のおじさんが川を指をさすので見てみると↓

石の上に「すっぽん」がいました。(ただし、私には亀とスッポンの違いがわからない。)
のんきにスッポン見学していたら、突然ものすごい大雨が。。。
傘を持ってこなかった我々は何もない商店街に閉じ込められて、トイレを借りようとパチンコ屋に入って無駄金を使うハメに。

↑誰もいない、寂しいレトロなパチンコ屋さん。
そして、瀬戸に行くたび写真を撮ってしまう、今は営業してないレトロな佇まいのお店↓で、懲りずに何枚も写真を撮り。


結局、雨があがったのは4時過ぎ。
我が家の窓を開けてきてしまったことを思い出して心配になり、近所の友人に電話をすると「こっちは全然降ってないよ、晴れてるくらい。」とのこと。安心して電車に乗った途端、再び友人からメール、「すっごい勢いで降ってきた」。
帰ってきて、雨が吹き込んだ我が家の床やテーブルを泣きながら拭いて、BOZZの散歩に出かけた我々の小さな水曜日。でございました。